2011年11月06日 |
本日は社会人のための鍼灸学科説明会と言うことで、私もしゃべる機会を与えてもらいました。また、実技も披露させていただきました。
やはり、高校卒業後直ぐに鍼灸の専門学校に来る方々と、社会人経験をされてから再度学校に通う事を考えている方では、話す内容を大幅に変えた方が良いのかも知れません。私も前回のオープンキャンパスで話させていただいたのですが、高校生が多かったので、私が社会人経験をした後に、どのように考えて、もう一度学校に来ようと思ったかと言うのについて、あまり共感が得られなかったかも知れません。
まずは山口学科長が、学科の紹介や自分の略歴を話します。
さすがの貫録で、必要な事を的確に話しながら、その中でキッチリ尺を合わせてきました。いわゆる自分の持ち時間が例えば30分なら、30分プラスマイナス2分ぐらいで終えることが出来るかどうかです。これが早すぎても、遅すぎても、あとあとしゃべる方に迷惑をかけるので、きっちり尺を合わせないといけません。
そして、私の番です。私の場合は、大学を中退して、飲食店をして、サラリーマンをした後、鍼灸の夜間部に入学しました。たぶん、今日来られた方々からは共感が得られやすかったと思います。自分も、もう一度学校に通うことに不安で一杯だったし、勉強と仕事の両立に関しても心配でした。
話していると、うなずいてくれる方もいたのできっと同じ気持ちだったのかと思います。
ただ、入学してしまえば、年齢差があるクラスメートとも仲良く出来ましたし、逆に色々な年代の方が居ることで、勉強になった部分もたくさんありました。勉強も大変でしたが、やることが明確になっていたので、驚くほど自分でも集中出来たと思います。やっぱり、鍼灸師になるんだ!と、言う気持ちが大事かと思いました。
ちなみに、イメージチェンジで髪をバッサリ刈ってみました。生徒さん達からはすこぶる不評です。
一応自分が貰った時間の中で、だいたい尺を合わせることが出来ましたが、ちょっと最後追われるようになってしまいました。ただ、少し「巻き」が入ったぐらいの方が、なんとか調整が出来るものです。これが、今までの経験上、早く終わってしまいそうになった時の方が困ります。まあ、その時のための雑談みたいなのを1つ2つ用意はしているんですけどね。
その後、北村先生も話されたのですが、カメラを北村先生に預けたままにしていたので写真を撮ることができませんでした。残念です。
休憩を挟んで、卒業生の山口あゆむ先生からの講演がありました。ブログ掲載OKありがとうございます。非常に面白い話で、また、勉強にもなりました。先生は、鍼ももちろんですが、しっかりと経営の勉強もされたそうです。私も中退しましたが、行ってた学校は経営学部だったので、共感できる部分はたくさんあります。いかに、鍼灸の初回のハードルを低くするか。非常に大事なことだと思います。先生の話は、卒業を近くにした3年生とかにも良いかと思いました。
先生のブログへのリンクもOKをいただきましたので、貼っておきます。興味のある方はみてみてください。 http://ameblo.jp/ayumu-shinkyuin/
先生が話されてた、「頬笑み」「清潔さ」等は、心の持ち方を変えるだけで、行う事が出来ます。臨床歴と言う部分では、何十年もやられた先生にはかなわないかもしれませんが、笑顔や清潔な服装と言うのは、明日からでも行えます。
そして、先生は、学生の間から開業を考えていたそうで、モチベーションの高さが凄いですね。
やはり、社会人の方々が思うのが、この道でやっていくことが出来るのか。と、言う部分も大きいと思います。山口あゆむ先生は、卒業後数ケ月で開業。そして開業2年目で2店舗目のオープンも計画されているそうです。凄いですよね。そういう方がどのようにやられてきたかと言うのは、非常に参考になると思います。
その後、在校生の方々をインタビュー形式で、座談会を行いました。
左から1年生、2年生、3年生の方になります。3人には、大変だったこと、苦労した事も話していただき、そして、将来どのように考えているか話してもらいました。
生徒の生の声が聞けるのって、すごく良いですね。やはり、私たち教員が話すのと違った視点になりますので、聞きに来られた方には参考になったと思います。場の雰囲気が一気にやわらぐのも良いですね。
最後、とりで、私が実技を披露します。このような大役をまかせていただきありがとうございます。
ちなみに、鍼を受けたことがあると言う方でも、聞いてみると、鍼灸接骨院で鍼を受けたと言う方が多いように思います。今回は、鍼灸の、私は真髄だと思っている全身調整を実演させていただきました。
前回のオープンキャンパスでは、来ていただいた方に脈を取ってもらいましたが、今回は、鍼をする前、した後のビフォアアフターを体感していただきます。
まず、簡単な脈の見かたを皆さんに説明をして、1人ずつ、被験者役の北村先生の脈を見ていただきます。
その後、東洋医学的な「証」についての話をして、お腹の見かたを話します。
胸脇苦満とか、小腹不仁を見ていきます。
四診から証が取れたら、
鍼をしていきます。今回も、決められた時間内に早すぎもせず、遅すぎもせず、しかもつねに話しながら、行います。
25分のデモなので、5分で皆さんに脈を見てもらい、5分で鍼を打ち、5分置いて、5分で鍼を抜いて消毒などをして、最後の5分で再び、皆さんに脈を見てもらいます。ほぼピッタリに尺を合わせることが出来たので良かったです。
鍼を抜き終わったら、脈を再確認しますが、下手な鍼をしていたら、脈が乱れてしまうので、腕が問われる時です。
どうやら、脈はかなり落ち着いていた見たいです。考えれば、鍼と言う、普通に考えれば痛いものを体に刺して、脈が落ち着くって凄いことですよね。もちろん、鍼を痛くなく刺す技術が求められます。皆さん脈の変わり具合に驚かれていました。今回は、話をしながら、時間の尺に合わせた鍼を行い、ある程度の鍼の効果も出す事が出来て、ホッとしています。
そして、やはり私が思うのは、鍼灸は60分から場合によっては90分の治療で、患者さんと「語らい」があり、そこで患者さんに「勇気」を与えることが出来ると思っています。これは、たぶん、どんなに科学技術が発達してもロボットでは、人に勇気を与えたりすることは出来ないでしょう。人だからこそ、人に生きる力を与えることが出来る。鍼灸師は、その最前線にいるんだと私は考えています。
しゃべりが、少々早口になってしまいましたが、自分の鍼灸に対する思いが、少しでも皆さんに伝わってくれれば幸いだと思いました。